「あたしってそんなにブスかな?」 美姫はそう思って自分の部屋で鏡を見つめた。 たしかに身長が小さいわりに体重は65キロだけど… よく考えたら少しやばいよね。 いや、かなりやばい(汗 うわ…ニキビの数ひどい! あんな酷いフラれ方されたのはもしかしなくても自分がブサイクだからだよね。 ガチャッ 「美姫?何鏡見つめてんだよ。笑ブスはブスなんだからよ。」 兄――市川 雄介に言われた言葉で美姫の張り詰めた想いがプッツリ切れた。 「ゆうのばかぁ!!そんなことわかってるよ。」