学校につくと教室は誰一人いなかった。 そりゃあそうか。 あたしは荷物を置いて保健室にいくことにした。 とりあえず一時間目はさぼりたいし。 一階の保健室まで歩く。 あたしたちの教室は4階。 歩くのめんどくさいな。 ゆっくりと一段、一段降りていく。 どうしよう。 陸とどんな顔してあう? なんにもなかったような表情する? 階段を下り終わるまでそんなことを考えてた。 「あーっ!!もうわかんないよ!」 『あっ!彩乃!』 あたしが叫んだ瞬間ばったり会ったのは陸。