君の席が こんなにも近くなかったら 見えなかったのに。 こんな光景なら 見たくなかった。 ぽんぽんって 私じゃないあの人に 優しく微笑みながら あの人の頭に君の手の温もりを残す。 ―片想いは所詮片想いのまま― 傷つきたくない。 諦めよう。 本気で思った。 全部全部、 君が好きで、 傷つくのが怖いから。