『旬吏、買って来たぜ。』 ゴマ団子だけ取り出し、袋を渡した。 旬吏は一つ一つお菓子をチェックしている。 俺はその横でゴマ団子を頬張る。 すると、プーンとゴマの香ばしい香りが広がった。 その香りに反応した旬吏が、俺の方を見た。 『何食べてんの?』 『ごぉまぁだぁんごぉ。』 俺は旬吏の口にゴマ団子を入れた。 おいしいと言った旬吏の歯は真っ黒だった。