小学校の夏休みの読書感想文は、ぶっちゃけ兄貴に書いてもらっていた。 そんなわけで、今、旬吏が見ているのは、俺のノートではなく、祢夢のノートなんだよなぁ。 あまりじっくり見られると、俺の字ではないとわかっちゃうから、話題を変えなくては。 『旬吏、エクレア食おうぜ。』 『あっこれ、青山のケーキ屋のじゃん。』 『お前好きだろ。』