意地悪な君と優しい君

翌日の放課後…

お昼を食べている時、宮原からメールがきていたけど…行けなかった。

どういう顔で会えば良いか分からない。

それに…宮原にいきなりキスされたのに、嫌…じゃなかったんだ。

おかしい…好きじゃないのに…。

そんな事を考えていて、
いつの間にか放課後になっていた。

下駄箱で靴に履き変えていると、

「おい。」

パッと振り向くと、
宮原がいた。

腕を掴まれて…

「俺、メール送ったよな?」
私は声がでなくて、代わりに頷いた。

「何で来なかった?」

「だ、だって…」

何と言おうか考えてると

「ちょっと来いよ。図書室に…」

図書室!?

「えっ!?図書室?また…何かするの?」

言い終わる前に、宮原は私の腕を掴んで…
図書室へと歩き出していた。