放課後。
「今日あたしの部屋遊びに来なよ」
琉瑠に誘われて、琉瑠ん家に行くことに。
琉瑠と私は寮が違う。
私と涼くんと舞ちゃんが「春風寮」三階の住人で、琉瑠と幸くんと陸くんが「秋風寮」二階の住人。
私は罠が待ち構えてるとも知らずに琉瑠の部屋に向かった。
ピーンポーン
「はーい」
ガチャ
ドアが開いて琉瑠が出てきた。
「もう。おっそいよ」
「ごめん。って皆も来てるの!?」
玄関に目をやると琉瑠の靴の他に、4足の靴があった。
「お邪魔しまーす」
「あ。菜乃ちゃん」
「菜乃ちゃんおっす」
「おす、菜乃」
「菜乃ちゃん来たね」
皆がリビングにいた。
そのあと、少し話してから出されていた課題をやる。
「菜乃ヘルプ!」
「舞ちゃんこれでいい?」
少しは頭に自信がある(晴兄に鍛えられた)私と天才の舞ちゃんで皆に教えて回る。
「あ。ノートなくなったから買ってくるね」
琉瑠がそう言って席を立つ。
「あ。俺らそろそろ帰んなきゃ」
「あたしも」
舞ちゃんと陸くんと幸くんも立ち上がって帰る支度を始めた。
「皆帰んの?あ。じゃあもうちょい時間あるし、ダッシュで行くから涼と菜乃留守番頼むよ」
「え!?」
