「席つけー」
担任の早瀬川悠美(♀)先生が入ってきた。
「悠美センセー怖いですよ」
琉瑠のツッコミにヒヤヒヤする。
「後藤さんは相変わらずね」
「そんなだからもらい手がいないんですよ」
琉瑠がそういった瞬間早瀬川先生がニヤッと笑う
「ごめんなさいねー。あたし今日いっぱいで辞めるのよー」
「定年ですか?」
「ちょ…やめろって琉瑠」
幸くんがとめる。
「ふふ。寿退職ですー」
早瀬川先生がいったとたん琉瑠が
「はいはい。さようなら。で、代わりに誰が来るんですか?」
ちなみに琉瑠と早瀬川先生の仲が悪いのは学校公認で皆なんとも思ってないんだ。
「皆ひどいよね。おめでとうもないんかい。」
「「「ない」」」
「うわ。なにこのばか正直なこたちは」
「で。誰ですか」
「あ、そうね。入ってください一ノ瀬先生」
ガラガラ………
ドアが開いて入ってきたのは予想外の人物でした。
「晴兄!?」
「なー!?」
私と新しい先生「一ノ瀬先生」は向かい合ったまま、動けなかった。
