ど……しよ
だって、だって、だって、だって、だって!!
涼くんと琉瑠の部屋に二人っきり!
二人っきりですよ!
どうしよう………
「と、とりあえずテレビでも」
と後ろを振り返ると……
寝てますが。
(ひ、秘蔵ショット)
涼くんの寝顔!
超レアだから写メでも琉瑠に送ろうか。
とりあえず写真を撮ろうとケータイを出す。
ガタンッ
「ぅわおっ」
ケータイが落ちて大きな音をたて、それだけならまだしもそれにビックリして大きな声を出してしまった。
「ん……」
涼くんから発せられるとはとても思えない可愛い声と同時に、涼くんのまぶたがもちあがる。
「あれ……寝てた?」
そういって眠そうに目を擦る姿は可愛いこと!!
(写真…………)
そう思ってしまった私の頭を塞いで、返事をした。
