「ぎゃ~~~~~~っ!!!」

「誰かっ!誰かぁ!」

「五月蝿い!!騒ぐな、ララ、ネネ」

「し、しかし…」

「たかが髪を切っただけだろう?」

「ぎゃーーーーー!!!姫様そんなっ!たかがなんて言わないで下さいまし!」

「ララの言う通りです!姫様、一大事にございます!!」

「お前たち、私は確かに姫だ、しかし姫くらい髪を切ったってよかろう?」

「「なりませぬ!!」」

「第一に本日は高ノ宮様がお見えになる日」

「それを…そんなお姿に…」

「~~っ誰か!姫の…」

「ん、ララ」

「はい?」

「そなたが妾の髪を整えておくれ?」

「姫様、そんな時だけ笑顔なんて…誰かを思い出しますわ」