「もっと言って」

「あいたい」

「そんだけ?」

「そんだけ」

「俺の愛は地球より重いぜ?」

「愛してくれてありがとう」

「そんだけ?」

「好きだよ、大好き泣けちゃうくらい愛してる」

「そういう台詞は今のドラマ見る前に言ぉーな」

「…その笑顔嫌」

「それからそんな台詞は棒読みするもんじゃねぇだろ、オイ。」

「…」

「聞いてんの?」

「…きーてる」

「…俺、空回りしてる?」

「大丈夫。私の心が氷点なだけ」

「マジ?」

「マジ」

「俺の愛じゃ溶けない?」

「…あんま寄んないで、太ももに手置かないで」

「キスしたい」

「ありがとう、でも…っ…ん…」

「少し溶けた?」

「最低、無理やりなんて嫌われるから止めなよ」

「だって俺ら恋人だし」

「答えになってない」

「キスもそれ以上もお前とだからしたいの、今も」

「……だからその笑顔嘘くさ…って…ぅあやぁ…めっ………」

「そろそろ降参しろよ、近くで感じたい」

「ヤダ」

「………………おまえ、明日家からでれなくしてやる」

「もぅちょと紳士になってよ」

「もぅちょと素直になってよ」

「「…………………」」

「……すっ……じゃなくて…」

「そっぽ向いて言うな、俺こっち」

「……嫌いじゃないよ?」

「おう」

「近いよ」

「気にするな」

「一緒にいたい」

「俺を感じたい?」

「温もり感じたい」

「…微妙~60点」

「意地悪!もぅ少し…」

「キスして」

「…」

「そしたら百点」

「その笑顔……わかった」

「目つぶれ」

「命令か!」

「私がするんだ当たり前」

「ほっぺたなしな」

「…」

「…嫌いになっちゃっヤだからねっ」





「上等。でも今日も俺の勝ち!」