白い君が頷くあいだに

詩・短歌・俳句・川柳

マサし/著
白い君が頷くあいだに
作品番号
340889
最終更新
2009/11/08
総文字数
1
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
10
いいね数
0
白い真綿のような雪が

永遠に広がる世界から落ちてくる

私の心の中心には

正直に表したい感情が明白に浮き上がっているに違いない

「言い出せない・・・」

彼女の潤み、また一層はっきりとした黒い瞳が、確かに僕の現実の存在を映し出していたのだ

少しの表情の変化を私が察した瞬間

彼女は声を殺すようにして、両手で口を押さえ付け、肩を震わせながら静かに泣き始めた。

その時、私は生命を強く愛するという意義の根本を、体の髄まで浸食する事が出来たのかも知れない。

彼女の頭をいたわる様にそっと傾け、私の胸の中に収まるようにゆっくりと動かした。

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