「千湖よかったじゃんー!!」
「うん!」
「銀先輩のアドレスいる?」
「いる!」
「あいよ」
赤外線通信をする千湖と・・・
「何て呼んだらいーの?」
「ん?あー多喜でいーけど?」
「・・・わかったぁ」
「俺は?」
「沙耶菜様!」
「ばーか」
「真面目に!」
「お前は沙耶菜で十分」
「しょーがないなぁ」
「ハハハッ」
多喜に銀先輩のアドレスを貰った千湖は
何てメールしようかウキウキしてる
買い物は・・・明日でいっか
「そういえばバスケ部休み?」
「女子は今週いっぱい休みなの。銀先輩はしてるよー」
「そっかぁ」
パッ
「ちょっ何すんのよー」
「俺様のアドレスを特別に教えてやるよー」
そう言って
あたしの携帯と自分の携帯で
勝手に赤外線通信してる多喜
意味はなかったけど
止めなかった
「特別に電話番号もー」
・・・ばか多喜 笑
