ピンキーリング


あたしが学校に着く頃には、雨は土砂降りになっていた


少し駆け足で、屋根のある昇降口に入った



「・・・はよ」

「おはよっ」


大好きな多喜の笑顔


「掃除行くぞっ」



向かったのは、誰も居ないあたし達の教室



「沙耶菜濡れすぎ。傘さしてた?」

「さしてたよー?」

「・・・」

廊下と反対側の窓に、多喜は優しく、あたしを押さえつけた



「髪頑張ってんじゃん」


早い人なら7時過ぎには学校に来る


「可愛いでしょ?」


あと30分だけ


「すげー可愛い」


2人だけの甘い空間




「ン・・・ッ・・・ンゥ」


あたしはただただ

多喜の背中に手を回して

多喜の舌の動きに必死についていった


「ン・・・たきぃ・・・」


唇が離れてもまたすぐに
多喜はあたしの口の中を侵していく





ストッ





あたしのリボンが床に落ちた