そう言っていつものいたずらな顔で笑ってキスをひとつ。 「悠希…」 「看護婦さーん助けてくださーい」 「もう…悠希好き…」 「てか返事は?」 「‘浜宮’名乗らせて下さい」 「よろしい」 プロポーズは病院のベットの上。 普通のカップルみたいな甘い雰囲気はなかったけど、これはうちらなりの幸せのカタチだもん。 こんな幸せも、お腹の中の赤ちゃんも、 そして大好きな大好きな悠希も。 全部あたしのもの。