野球少年と彼女と私

10月始め頃――‥

PM:11:00

―――PiPiPi・・・・・プッッ――‥‥

「なに‥?」

「あ、ゆかちゃん?たいへ――‥」

‥‥プーップーッ

深夜の哲平からの電話。
間違えなく、合コン。

それ以外に何がある?
私に用事なんて。

そう私は、思って電話を切った。
―――‥なのに‥

PiPiPiPiPiP――‥!!
「な゙んだよっ!合コンならお断――‥」

「向井先輩が、仕返しされて、大変な事になってんぞ!
お前の問題だ!お前が悠長にしてる場合じゃねえだろうが!
さっさと、この前のコンビニに来い!!」

――プチッ‥ツーツーツー‥

「はあぁん!?」