抵抗しなかった私。

‥‥しなかったんじゃない、出来なかった私。

時々心みたけど、まさ君は私より3歳年上で筋肉がカッコよく、イカつい男だったって事もあって、全く駄目だった。それより、"まさ君"が怖く見えて抵抗しようという気が失われる。

「やめ‥っ!――――っつぅ‥‥‥‥」

まさ君のモノがつきあがった。

処女を失った瞬間だった。
涙が引いた。
凄く痛くて。

まさ君は息が乱れながらも、服を直しながら
「ごちそうさま。じゃあね」
と、何事もなかったように‥悪い事をしたって全く思ってないかのように、私の前から姿を消した。

その行為が終わり、私の頭を過ぎる言葉"レイプ"
今になって、自棄に現実味を帯びてきた。

「私、まさ君と―‥まさ君と――‥‥?」

急に怖くなった。
まさ君が、だけど
"男"が。