忘れないよ









「凛は本当に梓紗が好きだな」








「うんっ、凛、お姉ちゃん大好きだよ!!」








そう言ってくれると、地味に嬉しい。








「良かったな、梓紗」








「・・・うっさいな、早く行くよ」








「ははっ、凛、お姉ちゃん照れてるぞ」








6歳に変なこと言うな!!!!!!








あたしは黙って家を出た。








♪~♪~♪~♪








家出た瞬間メールって・・・アイツだな。








「・・・やっぱり」








内容は、








【今すぐ俺んち来い!】








だった。








「またかよ・・・」








ガチャン








「ははっ、また来たのか?
迎えに行ってやれよ、先行ってるから」








「うぃー」








「竜兄ちゃん迎えに行くの??」








「そうだよ。
だから兄ちゃん達は先に行ってような、凛」








「うん!」








まーと凛は歩いて行った。