「はぁ、はぁ・・・」
あーあ、逃げちゃった。
学校着いちゃったし。
あたしは学校に入った。
竜、今頃どうしてんだろうな。
いきなりあんなこと叫んだから、混乱してる?
・・・ごめんね。
ガラッ
「西嶋!また遅刻か!?」
「・・・すいません」
「いい加減にしろ!何度目だ!?」
うっさいなー・・・。
あたしがこんなに苛々してんのに、うるせぇんだよ。
「・・・すいません」
面倒くさくなって、謝ることしかしなかった。
「三田はどうした?」
「・・・知りません」
「嘘をつくな!どうせ一緒だったんだろ!!」
ガラッ
「竜・・・」
「三田!また西嶋のせいで遅刻したんだな!?」
竜は成績優秀だから、担任は竜に甘い。
そしてバカなあたしには、必要以上に厳しくする。
それがうざい。


