「・・・!?」 嫌・・と言いかけたあたしを ツキヤは鋭い目で黙らせる。 「君に拒否権は無いよ。 ヴァンパイアはね、一生に一度だけ、 一人だけ人間を頂くんだ。 それは、自分で選ぶ権利がある。 俺は、君を選んだんだよ。」 すべるように流れるツキヤの言葉。