秘密の放課後




「あ、わかってくれた?」



にこにこ笑って私の顔を覗き込む那月。



これが先生…



やっぱ有り得ない!!



「どーしたの?美月ちゃん」



はっ!!



と我に戻る。



「くすっ、やっぱり美月ちゃんはかわいーね♪」



「んなっ…!」



カアッと熱くなる私の顔。



「ふふっ、タコさんみたいだね」



そう言いながら、那月は私のカゴを手にとった。



「へ?」



私がぽかんとしてる間に、那月は私の分も一緒に会計を済ましてしまった。



「ちょっ、那月!?」



「ん~?」