「えっ!?」 慌てて思わず顔を上げる。 パチッと那月との視線が絡まる。 「え…?」 そこにあったのは、さっきとは違う真剣な那月の顔。 私が言葉を失っている内に、その顔は段々と近づいてきて… 私が思わず瞬きした瞬間、唇にあたたかいものが触れていた。 …!!? 私は目を見開いた。 すると、閉じられていた那月の目がゆっくりと開かれた。 絡まり合う視線。