秘密の放課後




「お金っ…払うよ!」



私はスクバからお気に入りの長財布を取り出す。



「いーの、気にしないで☆」



パチンッとウインク。



あなたはアイドルですか?



ってツッコミたくなるぐらい可愛い。



やばい…女の私より可愛いんですけど!!



「美月ちゃん早く~」



「あ、うん!」



コンビニの扉を開けて待っている那月の元へと向かう。



「これが僕の車だよ」



那月がさっきのデカイ車を指差した。



…似合わなっ!



那月にはちっちゃいミニカーみたいなのが似合いそうなのに…



「どうぞ、美月ちゃん」



那月が助手席のドアを開けてくれた。



「ありがと…きゃあ!?」