嵐のような夜だった。

気づいたときには、何事もなかったようにすっかり朝で。

ぼんやりする頭で“やっぱり夢だったんだ”って思ったんだ。


・・・・けれど。

僕の中にみなぎる勇気は本物で、今なら何でもできる気がした。





学校に行くと、僕はそのいじめっ子の前にすっと立った。

そして───・・。










1週間後、その子は久しぶりに学校に来てくれた。

かわいい笑顔の花を咲かせて。


サンタの贈り物は、何も物だけじゃないと思うんだ、僕。

だって、こんな僕に勇気をくれたんだから───・・。




















- END -