バツイチの恋



あんまり私が断り続けるから
「菜穂ちゃんもしかして
好きな人がおるんか」
そう聞かれた



その瞬間 私の頭に
はっきり浮かんだのが
稲葉先生



自分自身で驚く



航太のことで相談する度
私の心は軽くなり
癒されていた



別の用事で学校へ行っても
知らず知らずのうちに
稲葉先生の姿を探していた



この時いつの間にか
稲葉先生を
先生としてではなく
一人の男の人として
意識している
自分の気持ちに
気付いてしまった



勿論おばちゃんには
そんな人はいないと答えた