「お前がさ、大スキな数学の補講受けに来てた日あっただろ?その日にさ、オレは用があってこの辺にきててさぁ…。その時に、お前ん家行って、お母さんに話したんだ…」 先生…いつの間に… 私の知らない間に、お母さんに会ってたなんて… そう言われてみれば、あの日家に帰ったらテーブル2人分のコーヒーカップが空になって置いてあったっけ… 今思えば、お母さんの様子も怪しいくらいにおかしかったような…