「ほらほらぁ~はやく呼べって!まさか名前わかんないとか言うなよ?」 先生は運転中なのに、ニヤニヤしながら私の方を見る 「せ、先生ちゃんと前見てよ!」 「先生じゃないって!」 「だ、だって…。」 陵也以外の男の人を名前で呼んだことないし、 ましてや先生なんて… 呼べるわけないじゃん… でも… 言わないと、お母さんのこともわからないまま… 「はいっ…どーぞ!!」 ここは勇気をだして……!! 「し、しゅう…や?」 「ん?なんだって?」 もう!! 絶対にからかってるっ!!