翔太は昔から明るくて人を楽しませる力を持っていた 引きこもりがちだった私を外の世界に連れだしてくれたのも翔太だった だけど…… 今私の目の前にいるのはその面影が全くない翔太…… どうしたの? 何があったの? 黙ってたらわかんないよ…… 「…翔太?」 「オレ…もうすぐしたらこの街からでてくから。また引っ越しだ」 翔太ははにかむように私に顔を向けた 「…聞いてないよ。そんなこと!」 「ん?理奈ちゃん寂しいの?可愛いね…」 翔太はまた優しく抱きしめてくれた 小学生になだめられる中学生…