「あっ!先生っ!ストップして!」 学校を出てすぐの信号 人通りがまばらな道にぽつりと人影が見えた 「ど、どした?」 「あれ…理奈じゃない?」 私は戸惑う先生を車に残し、外に出た 「理奈っ!!」 「……南?」 俯いていた顔をあげたのはやっぱり理奈だった 「何してんの!?こんな時間に…」 「別に。散歩だよ」 「散歩って…。制服で?」 理奈は明らかに家に帰った様子はなかった 「今、先生と帰ってるんだけど、理奈も一緒に帰ろうよ。寒いでしょ?」 私は理奈の手を握った その手は驚くほど冷たかった