私の抵抗もむなしく車は赤信号でゆっくり止まった 「南、こっち向いて」 「きゃっ!」 ひゅーっと伸びてきた先生の手によって、あっという間に私と先生の距離はゼロになる 「…ん!…せ…せんせ!」 いくら辺りが暗いからって大丈夫じゃないんだからね!! 誰かに見られてたらどうすんのよ! 私の予感はビンゴ 「せせせ先生!!」 「ちょ!なんだよ~いいとこだったのに…」 「ば、バカなこと言わないでよ!てか、そんなことよりあれ見て!」 先生は私が指指す方向に目を向けた 「あれは……… 木村?」