私の名前を呼ばれ、立ち止まる前田くん 私を呼び止めたのは… 「福井先生…」 「そんな急いで…どうかしたんですか?」 不思議そうに私達を見つめるその瞳はなんだか子犬みたいに潤んで見えた 「吉岡が体調悪いみたいなんで保健室連れていこうと思って」 何め言わない私に代わり前田くんが答えた 「ち、ちが…!」 「そりゃ大変だ!早く診てもらいなさい」 なぜか急に教師らしい口調になる福井先生… いつもならどこか頼りなさそうな感じなのに… 今日のこのタイミングに限ってなんて…