「南…顔上げて」 先生が優しくするほど、私は涙が止まらなくなる… うつむいて涙を隠そうとするけど、 先生の両手によって顔を上げられる 「南…」 先生の唇が私の頬に当たる… 「先生…」 「また泣かせちゃった…」 先生はまた困ったように眉を下げて笑う… そんな顔しないで… 悲しい顔をしないで… 私はもう大丈夫だから 私はもう1人じゃない…