素直にカエル2 ~先生と夏休み~



「なんだ?そっちも同じ高校か?」

反射的に低くなる声…

こんなガキ相手に、何やってんだよオレは…


「え?あ、オレは違います。男子校なんで」


陵也はにっこりとオレを見た…


南をスキなオレ…


南をスキだった陵也…



まさかこんな時に会えるなんてな…


「そうか。あんま遅くまでいるなよ」


柄にもなく、教師らしい言葉が出る…


まあ教師なんだけど…


「兄ちゃん!焼きそばいくつだい?」


頭に白いタオルをまいた親父の声に、

現実に戻された…


そうだよ…

今コイツには彼女がいるんだから、

何不安になってんだ…


「焼きそば2つお願いします」

「あいよ!!」


「あ、やっぱ4つで!!」


「お?兄ちゃん食べるね~!」


オレは2つの焼きそばを2人に渡した…


「せ、先生!?」

「おら!!食えよ。オレのおごり…な?」


無理にでも明るくしなくちゃ、

さっきの陵也の笑顔を思い出して、

また不安になるから…

震える声で焼きそばを渡した…