「なんだ?そっちも同じ高校か?」
反射的に低くなる声…
こんなガキ相手に、何やってんだよオレは…
「え?あ、オレは違います。男子校なんで」
陵也はにっこりとオレを見た…
南をスキなオレ…
南をスキだった陵也…
まさかこんな時に会えるなんてな…
「そうか。あんま遅くまでいるなよ」
柄にもなく、教師らしい言葉が出る…
まあ教師なんだけど…
「兄ちゃん!焼きそばいくつだい?」
頭に白いタオルをまいた親父の声に、
現実に戻された…
そうだよ…
今コイツには彼女がいるんだから、
何不安になってんだ…
「焼きそば2つお願いします」
「あいよ!!」
「あ、やっぱ4つで!!」
「お?兄ちゃん食べるね~!」
オレは2つの焼きそばを2人に渡した…
「せ、先生!?」
「おら!!食えよ。オレのおごり…な?」
無理にでも明るくしなくちゃ、
さっきの陵也の笑顔を思い出して、
また不安になるから…
震える声で焼きそばを渡した…

