『能ある鷹は爪を隠す。ってね。』
呪紋が使えないのなら、Moon Crowの戦力は、無いに等しい。だからMoon Crowは月鴉になったのだ。
『小鴉がなくたって、呪紋が使えなくたって、月鴉には秘策がある。』
左袖に隠してある刀を取り出した。
『ちゃんと、武器があるんでね。』
玉斗「能ある鷹は爪を隠す。か。成る程ね。」
『゛夜叉無双″』
素早く玉斗の方へ、近づいた。片方にしか刃がないので、上から切り下ろしたあと、逆袈裟斬りにする。本来ならば、両刀(両刃)なので逆袈裟斬りにする必要なんてないのだが。
だが、玉斗は上手く呪杖で攻撃を受け流した。