Moon Crowは今日も働く。月下の元で・・・
右目下の三日月【月印】と、月光に照らされ赤く輝く瞳が光る。


月は月鴉に教える《月があるから太陽がある。
黒があるから白がある。
夜があるから朝がある。
生があるから死がある
それが世界な掟なのだ》
と・・・

『見つけた・・・』
白レンガ作りの家々と白いピータイルの美しい町並み―ウィンディルス。そこの南、町外れの所にあるメティスの屋敷には【ウィンディーネ】と呼ばれる直径15cmくらいの蒼い宝石がある。Moon Crowはそれを狙っている。
メティスの屋敷な主には
〔メティタスのいたえのあるじへた。
きたようたごたごたくじメティタスのいたえのほたうぶつをもたらいにたいく。

けいたびたを、しったかたりしろ!byムターンタクロウ〕
終いには下手うまタッチで書かれた狸とは言い難い生物が描かれている予告状をだした。(言い難いが狸・・・らしい)

『(これで何度目だろう。ドロボウをやった日々・・・捕まったらそこで終わりだよな。・・・・・・。もう考えるのはよそう。働く事だけに集中しよう。)』


Moon Crow、それは夜に働く鴉の大ドロボウ。