私は勇気を出しておじさんに問いかけた。
『真司は無事なの?』
『・・・。』
『深刻なの?』
『・・・。』
『無視しないでよおじさん!』
『…病院に行けば分かるさ…』
『おじさん…』
私は何か不吉な事が頭をよぎりながら病院に着いた。
『ついておいで。』
私はおじさんの後を追って病室に入った。
『真子!』
『真子さん!』
『真子ちゃん!』
そこにいたのは父・母・彼の両親・彼の妹だった。
『真司は…?』
『このテレビをよく見ておくんだよ…』
そんな…まさか
『先程お伝えしたように、事故に巻き込まれた鄙水沢真司氏は、市立病院で死亡が確認されました…。』
『・・・・・。』