「…俺達が出会って、今日で5年か」
俺の隣で運転している道成が、確かにそう呟いた。
自分もそう言おうと思っていた矢先の出来事。
発せられたその言葉に、驚きを隠せなかった。
そして、同じことを考えていたのだという嬉しさを。
「…そうか。もう、そんな経つんだな」
まるで道成に言われて、初めて気付いたかのように呟き返した。
「5年か。まだ全然短けぇな」
「あぁ、まだまだ短いな」
「…正人」
「ん?」
ワンハンド運転を鮮やかにこなしながら、
道成が微笑み、小さな声でこう囁いた。
「カレンダーに印を付けてたのは、お前だろ?」
…さすがは5年の付き合い。
長いようで短い、5年の歳月を一緒に過ごした親友。
「バレバレ、か」
「当然。あの丸の書き方は正人しかいねぇよ」
勝ち誇った顔で、ハンドルを切る道成。
「道成、本当は今日が楽しみでしょうがなかった」
「奇遇だな。俺もだ」
そう言って、満足げに笑い合った。
何にも変えられない幸福感を持ち合わせたまま、
3人の親友を早く迎えに行きたい気持ちでいっぱいだった。
3人もきっと、俺達と同じだろうから。
早く5人で会って「おめでとう」と言い合いたい。
そんな思いを胸に、
俺は携帯を取って「もうすぐ着く」というメールを打ち
道成はアクセルをゆっくりと踏み締めた。
俺の隣で運転している道成が、確かにそう呟いた。
自分もそう言おうと思っていた矢先の出来事。
発せられたその言葉に、驚きを隠せなかった。
そして、同じことを考えていたのだという嬉しさを。
「…そうか。もう、そんな経つんだな」
まるで道成に言われて、初めて気付いたかのように呟き返した。
「5年か。まだ全然短けぇな」
「あぁ、まだまだ短いな」
「…正人」
「ん?」
ワンハンド運転を鮮やかにこなしながら、
道成が微笑み、小さな声でこう囁いた。
「カレンダーに印を付けてたのは、お前だろ?」
…さすがは5年の付き合い。
長いようで短い、5年の歳月を一緒に過ごした親友。
「バレバレ、か」
「当然。あの丸の書き方は正人しかいねぇよ」
勝ち誇った顔で、ハンドルを切る道成。
「道成、本当は今日が楽しみでしょうがなかった」
「奇遇だな。俺もだ」
そう言って、満足げに笑い合った。
何にも変えられない幸福感を持ち合わせたまま、
3人の親友を早く迎えに行きたい気持ちでいっぱいだった。
3人もきっと、俺達と同じだろうから。
早く5人で会って「おめでとう」と言い合いたい。
そんな思いを胸に、
俺は携帯を取って「もうすぐ着く」というメールを打ち
道成はアクセルをゆっくりと踏み締めた。
