第1章「恐山」

PTAを恐れず肉体☆関係になったあたしと先生は、ハッピーマンデーズ政策のなせるわざ、突然の3連休を利用して恐山にやってきた。

「先生、今日こそ、先生に取り憑いている生霊の正体をつきとめようね」
「そうだな。ありがとう、アズサ。俺のために・・・」

申し訳なさそうに答える先生に、あたしは首を横に振った。