いかにも俺はモテますって顔した男性だった。



「ねぇ。俺も話に入ってもいい?」



“んな!?せっかく楽しい会話ができると思ったのぃ!”


と、思いつつも顔は笑顔で対応。



どう返事しようか悩んでいたら海翔はどこかに行ってしまった。



“え〜!?マジで放置?”


「あら〜。行っちゃったね。お邪魔だったかなぁ?」


“えぇ。思いっきりジャマですよ!”


「まぁ。いいよね?仕切り直しってことで飲まない?」


“はぁ?何言ってんの!こやつはぁ!”


用意周到と言わんばかりに両手にはシャンパンの入ったグラスを持っており、その1つを差し出してきた。