「あぁぁ!私も行けばよかったぁ!」


と、叫びながらガックリと肩を落とすのは友人のハル。


カフェでランチタイムを楽しむお客さんがいる中、お茶を飲みながらイベント会場での出来事をハルに報告していた。



「ドタキャンなんかするからよ。」


ハルの様子に飽きれ顔の沙弥。


「だって、二人で行っても沙弥は私任せにするから一人立ちさせようと思って…。」

「めんどくさくなっただけでしょ…。」


「うっ。」


「図星かよ。」


ますます飽きれ顔になる沙弥は、ハルの言葉に納得していた。