あ、危ないところだった……
思わずペタッとへたりこむと、
床がひんやり気持ちよかった。
もし私のお腹が
あのタイミングで鳴らなかったら
私のクチビルは確実に
舜に奪われてただろう。
…きっと私の中の防衛本能が働いて
お腹の虫さんを発動させてくれたに違いない。
うん。
それにしても……
舜があんな風に迫ってくるなんて
誰が予想しただろうか!!
普段の舜は
基本的にマイペースで、
ふらふらふわふわしてて、
周りに人を寄せつけない…
野良猫みたいな感じだ。
だけどさっきのは…何!?
あれ、なんていうの!?
ホスト系!?
わかんないけど
とりあえずなんかアダルトだった!!
………体のどこかに
やる気スイッチ的な
アダルトスイッチが
あるのだろうか?
とりあえず、スイッチを
押さないように気をつけなければ。
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