当のあの子は、窓に向かって何かしきりに叫んでいる。 わたしは適当に、それを見ている二人の女の子に声をかけた。 「ねぇ」 「…え? あ、なんですか?Συ」 わたしが声をかけると、異様に挙動不審になった二人に疑問を抱きつつ、 「あの子、呼んでもらって いいかな?」 思い切って 呼び出すことにした。 二人は額に冷や汗を浮かべつつあの子をよぶ。 ……わたし、そんなに怖そう?ていうか何かしたっけ?