「そのかわり! 文句なしだからね!?」 「はいはい」 しかもなんだか、わたしの方が年下みたい。 しまいには、泰介のお弁当をつくる始末。 泰介のおばさんとおじさんが忙しいのはわかってる。 だけど‥‥、 昔はどんなに汚い見た目でも、まずいご飯でも、おいしいっていって食べてくれてた。 でも今は、 「まずい」だとか 「あまい」だとか 文句ばっかりなんだもん。 そのたび傷つくわたしの気持ちなんかお構いなしだ。