◆◆◆ ガララララ バン! 「おはよーナオミ」 笑顔で挨拶したわたしに、鬼の形相でつかみ掛かるナオミ。 肩を揺さぶられて首が痛い。 「ちょっと!!! どーゆーことよ憂花!!」 「なっ、なにが!?υ」 ダダダダダ 物凄い足音が近づいてくる。 「ちょっと!昨日のあれ どーゆー意味っ!!??」 頬をピンクに染めてマフラーを手ににぎったまま、寒そうな格好でユリがわたしに近寄る。 顔はどこか幸せそう。 「おはよ、ユリ」