「ケッ!見合いなんてバカバカしい!」 「なっ!?あんたはあたしがおばあちゃんって呼ばれもしないで死んでもいいっていうの!?」 吐き捨てるように言った隆兄に食ってかかる母さん。 ─あーのー…二人とも… 「ああー!結構結構、コケコッコォーー!」 「古っ!!─あんた何歳よ?そんな古典ギャグ!」 ─いや、あたしもたまに言うかも……。 「とにかく!俺は見合いなんてしねぇ…。」 隆兄の話なんて全く聞く耳持たない母さん。 完全無視で鞄から、お見合い写真の束を取り出した。