「か、母さん!」
「なあ~あに?隆ちゃ~ん?」
身構える隆兄に極上の笑顔で返事をした母さん。
「うっ・・・」
そう低く唸って隆兄が固まった。
「・・・」
隆兄の目線の先にあったのは母さんが小脇に抱えた物で・・
「あら、それもしかして”お見合い写真”?」
お姉ちゃんの声にわなわなと隆兄の肩が揺れだした。
「あらやだ、ばれちゃった?」
「ばかばかしい。俺は!もう!見合いなんて金輪際しねえからな」
「やあ~~ねえ~~これはあんたになんかじゃないわよ?」
「何?やだ!母さん!あたしには、愛って言う身も心も染められたダーリンがいるのよ?例え母さんの命令だってお見合いなんて無理なんだからっ!!」
珍しく、母さんに食って掛かった姉さん。
絶対に、機嫌が悪くなる。
とばっちりをくう前にと、あたしと、隆兄、爽君、静君が家の中に非難するべく、こっそり玄関へと向かったその時
母さんの口が動いて・・・


