「あら、おかえり!隆ちゃん!」
「・・・キモ」
「!?あんたねえ、優しいお姉様に向かってその態度、何様の・・」
「俺たちに黙ってるなんて、そっちこそ何様?つーか、俺と檸檬にだけ黙っとこうなんて決めたの誰?」
睨み付けるお姉ちゃんに向かって鬱陶しいとばかりにそう言い放つ隆兄。
目が、尋常じゃないぐらいに据わっている。
「そんなの決まってるでしょ?」
「ああ?」
「分かんない?これだから勘の鈍い奴って・・・」
「あたしよ!」
隆兄を馬鹿にしたお姉ちゃんの声を遮った声。
隆兄の後方から近づく人影は・・・
「ただいま~~!母の無事の帰還をみんなで祝ってね!!」
一升ビンを両手に掲げた”毬様”。
「アテはよろしくね檸檬!」
「・・・うん」


