「な、お姉ちゃん!?なんで、セバスチャンって!?」
「やだ!?何?あたしおかしなこと言った?」
「いや?セバスチャンは?って言っただけだよな?」
「そうよ、セバスチャンは?って言っただけよね?」
「檸檬、あんたどうしたの?」
鳩が豆鉄砲の顔であたしを見る二人の視線に開いた口がふさがらない。
「ちょっと、大丈夫檸檬?」
二人に顔を覗き込まれて、本気で心配げな顔が目に映った。
だけど・・・
「いつから・・・いつから、知ってたの。」
沸々と湧き上がる疑心感。
湧き上がる感情に、肩が震える。
「「え?」」
「だから、いつからセバスチャンの事知ってたの?」
「ぷっ!やだっ、何?真剣な顔してそんな事?」
「セバスチャンのことなんて、檸檬と隆兄以外はみんな知ってるよ?」
「!!!!!!」
みんな知ってる・・・
爽くんの声が耳に繰り返し響いて
プチ・・と何かが切れる音がした。


