団☆乱ラン




顔面蒼白。


あたしは体中の体温が一気に下降していくのを感じていた。





「檸檬ちゃん?」


あたしの焦った顔を、覗き込む二ノ宮くんが不思議そうに声をかけてくる。


「…。」


返事をしたいのに、何を言えばいいのかわからなくて……更に俯いてしまった。



「…カイラ。」


「何だよ、マツケン?」

「ちょっと、席外して欲しいんだ。」


!?
松宮先生の言葉に思わず顔を上げた。


「は?何言ってんだよ?そんなの無理に決まって……」
「ごめん!二ノ宮くん!!」


あたしは頭を下げていた。


ちょっと聞かれたくない。いや、かなり聞かれたくない。


あたしの“ごめん!”に露骨にイヤな顔をして俯くと


「……わかった。檸檬ちゃんがそういうなら、………マツケン、ぜってー手を出すなよ?」


「ははは!カイラのお姫様に手は出さないよ。」

ニッコリ笑って二ノ宮くんを見た。


─……目が、笑ってないような…気のせいかな。


「…………。」

「信用出来ないから、廊下で待ってるよ。」


あたしに優しく微笑むと、立ち上がって部屋を出て行った。




バタン……