“松宮健二”。
─確かに“マツケン”だけどさ……。
イメージが違うよね。
………。
いや、今はそれどころではない!
あたしが、立ち聞きしてたのバレてる?
………ヤバイ。
焦ってきて、背中を冷や汗が流れた。
びくびくしながら、隣に座る松宮先生を見てしまう。
……ヤバいよ…。
「ここ、失礼します。」
!?
二ノ宮くんがあたしと松宮先生の間にストンと腰掛けた。
あたしを見て、王子様スマイルでニッコリする。
「もう、大丈夫だよ?須具利さん。」
「あ…うん。…////。」
二ノ宮くんに見つめられて、頬が紅潮する。
さっきまで焦っていたのが、どこ吹く風。
すっかり、二ノ宮くんの王子様スマイルにうっとりしてしまう。
あたしきっと、すごく真っ赤な顔をしている。
のぼせたような真っ赤な顔のあたしを、隣の隣から、伺うように見ていた松宮先生が口をひらいた。
「あ…コホンッ……ラブラブのところ申し訳ないんだけど、お二人さん?」
─あ……////。
「なんだよ、マツケン。いいとこなのに邪魔しないでくれる?」
「!?」
ビックリした。意外すぎる二ノ宮くんの発言にさっきから、驚いてばっかりだ。


